7/17/2025, 8:07:42 PM
科目名
モバイル通信メディア
講義題目
責任教員(所属)
大鐘 武雄 ( 大学院情報科学研究院 )
担当教員(所属)
大鐘 武雄 ( 大学院情報科学研究院 )
筒井 弘 ( 大学院情報科学研究院 )
科目種別
工学部専門科目
他学部履修等の可否
不可
開講年度
2025
期間
2学期(冬ターム)
時間割番号
015137
授業形態
講義
単位数
2
対象年次
4
~
対象学科・クラス
情報エレクトロニクス学科 電気電子工学コース[新]
補足事項
ナンバリングコード
ENG_ITEL 3840
大分類コード
大分類名称
ENG_ITEL
工学部(情報エレクトロニクス学科)
レベルコード
レベル
3
学部専門科目(発展的な内容の科目)、全学教育科目(高年次対象科目)
中分類コード
中分類名称
8
メディアネットワークコース専門科目
小分類コード
小分類名称
4
モバイル・光通信
言語
日本語で行う授業
実務経験のある教員等による授業科目
該当する
キーワード
フェージング,スマートフォン,Wi-Fi,LPWA,CDMA,OFDM
授業の目標
スマートフォンに代表される携帯電話システムやWi-Fiなどのモバイル通信システムについて学習する.モバイル通信システムが果たす役割は,年々飛躍的に増大し,単なる電話だけではなく,あらゆる処理が応用され,新しいサービスが展開されている.本講義では,モバイル機器に必要な基本事項とは何かを学び,モバイル通信システム・ネットワークの概要を理解する.
到達目標
授業では、モバイルシステムの基本的事項である,(1) フェージングとダイバーシチ, (2) 携帯電話システムとWi-Fiの概要, (3) CDMA, (4) OFDM, (5) 5G, (6) LPWAについて知り、説明できるようになる。
授業計画
1.フェージングとダイバーシチ(6回)
時間・周波数選択性フェージングはモバイル通信システムで避けることができない問題である.これらフェージングとダイバーシチについて学ぶ.ナイキストパルス整形についても学ぶ.
2.携帯電話システムとWi-Fiの概要(1回)
モバイル通信システムの代表は携帯電話システムとWi-Fiである.これらについて簡単に紹介する.
3.CDMA(3回)
CDMAは第3世代携帯電話システムで使われている多重化・多元接続技術である.この原理と,拡散符号,Rake受信について学ぶ.
4.OFDM(3回)
OFDMはWi-Fiや第4世代携帯電話システムで使われている多重化・多元接続技術である.この原理と,PAPR問題について学ぶ.
5.5G(1回)
2020年に運用が開始された携帯電話システムは5Gと呼ばれている.5Gの3つのユースケースと大規模MIMO技術について紹介する.
6.LPWA(1回)
現在IoTネットワーク用としてLoRaやSigFox, ZETAなどが使われている.これらについて簡単に紹介する.
準備学習(予習・復習)等の内容と分量
講義に対する2単位は,90時間の学修に対して与えられる.実際の講義は90分 (2時間でカウント)×15回=30時間であるため,単位取得には,1回につき4時間の予習復習が必要となる.この点に留意して講義の前後にテキスト内容の予習/復習を十分に行うことが求められる.
成績評価の基準と方法
学期末試験の成績によって評価する.出席率が70%を下回る者は学期末試験の受験資格を持たない.
有する実務経験と授業への活用
国立研究機関での研究歴がある教員が,国研の研究実例を紹介する.
他学部履修の条件
テキスト・教科書
通信方式 / 滑川敏彦, 奥井重彦, 衣斐信介 : 出版, 2012, ISBN:9784627726628
通信システム・通信工学の教科書を使用する.他の教科書については事前にアナウンスする. The textbook used in the course "Communication Systems" / "Communication Engineering" is used here, too. Information on other textbooks will be announced in advance.
講義指定図書
参照ホームページ
研究室のホームページ
備考
事前に通信システム・通信工学を受講することが望ましい.
更新日時
2025/01/29 10:47:11
授業実施方式
対面授業科目《一部遠隔》