タイトルタイトル
ナビゲーション リンクのスキップシラバス検索 > シラバス検索結果 > シラバス詳細

科目名
一般教育演習(フレッシュマンセミナー)  
講義題目
格差の社会学入門  
責任教員(所属)
平澤 和司 ( 大学院文学研究院 )  
担当教員(所属)
平澤 和司 ( 大学院文学研究院 )  
科目種別 全学教育科目(一般教育演習) 他学部履修等の可否
開講年度 2024  期間 1学期 時間割番号  
授業形態 演習 単位数 2  対象年次 1  
対象学科・クラス 基礎1-53組 補足事項   
ナンバリングコード GEN_LIB 1000 
大分類コード 大分類名称
GEN_LIB  全学教育(教養科目)
レベルコード レベル
1  全学教育科目(語学上級科目、高年次対象科目を除く)
中分類コード 中分類名称
0  一般教育演習(フレッシュマンセミナー)
小分類コード 小分類名称
0  一般教育演習(フレッシュマンセミナー)
言語
日本語で行う授業
実務経験のある教員等による授業科目
該当しない

キーワード         
格差社会、貧困、学歴社会、結果の不平等、機会の不平等、階層・階級、能力、収益率、合理的選択、文化資本

授業の目標         
 今日の日本社会が「格差社会」だと思っている人は多いであろうが、そもそも「格差社会」とはどのような社会なのだろうか。この授業では、戦後70年間にわたるデータに基づき、社会階層論と教育社会学の理論・仮説を中心に経済学の知見を加えて、格差社会の実態を探っていく。それらを通じて、なぜ経済的に豊かな人と貧しい人がいるのか、なぜ大学に進学する人としない人がいるのかなどに関して理解する。

到達目標         
社会的不平等に関して,複数の仮説をもちいて説明し,自らの意見を論理的に表明できる。

授業計画         
[授業内容の予定]
1.格差社会を考える視点:「格差」とは?結果と機会の不平等
2.所得の格差(1):経済的な格差をどう捉えるのか?
3.所得の格差(2):経済的な格差は拡大しているのか?
4.貧困と生活保護:貧困をどう捉えるか?生活保護とは?
5.非正規雇用:どのような働き方で、何が「問題」か?
6.社会階層と階級:人びとをどう分けるのか?
7.世代間移動:格差は親子間で再生産されるのか?
8.学歴社会:学歴によって到達階層は異なるのか?
9.機会の不平等(1):家庭環境によって学歴は異なるのか?学校の成績との関連は?
10.機会の不平等(2):なぜ大学に進学する人としない人がいるのか?
11.機会の不平等(3):「格差」は拡大しているのか?
12.格差社会のゆくえ:メリトクラシーの光と影

[授業の方法]
 履修者数にもよるが、2~3人くらいでチームを作り、チームが1つの章を担当して、レポートをする。レポートとは、各章を要約したレジュメを作成したうえで授業中に内容を解説することである。他のチームは積極的に質問して、相互に理解を深めていく。さらに議論すべき点をかならず1つ特定し、全員で論じていく。

[図書館情報入門]
 文献の探し方や図書館見学など図書館職員によるガイダンスを行う予定である。

準備学習(予習・復習)等の内容と分量         
予習:テキストとレジュメを熟読してくること。
 具体的には、
1.テキストの定められた章・論文をあらかじめ全員が読んでくる。
2.レポーターは、レジュメを作成する。レジュメには、(1)担当章の内容を図表や箇条書きに要約し、(2)疑問点や専門用語を調べ、(3)授業で議論すべき重要な論点を箇条書きにしてまとめておく。とくに重要なのは(3)で、議論がうまく展開するような論点を選ぶことである。
3.授業前々日夕方までにELMSのMoodleへレジュメをアップロードしておく。授業ではレポーターが進行役となり、テキストの理解と議論の深化を目指す。
4.コメンテーターは適宜、レジュメを評価しながら質問を投げかける。
5.教員は議論の推移を見守り、必要に応じて解説を加える。

復習:講義で触れたデータ・資料の多くはインターネットで閲覧できるので、それらの最新版を自分で見直してみること。また関連する文献を読んでみること。

成績評価の基準と方法         
全回出席することを単位取得の必須条件とする。レポートの内容、議論での発言、最終レポートをほぼ同等に総合的に評価する。

有する実務経験と授業への活用         

他学部履修の条件         

テキスト・教科書         


講義指定図書         

講義のなかで、教科書の巻末にある文献リストから指定図書を指示する。

参照ホームページ         




研究室のホームページ         

備考         
1.履修希望者が多い場合,本科目は履修者調整が行われる可能性がある。初回の出席者数によって,調整が行われるかどうかだいたい判断できるので,履修希望者は必ず初回4/10から出席すること。
2.テキストは履修調整結果公表後に購入するのでかまわない。詳細は初回に説明する。
3.内容に関して事前の知識はとくに必要ないが,レポート発表や議論など授業に積極的に参加する意思のある者の受講を希望する。出席するだけでは,単位取得できない。
4.全学教育2021年度後期,2022,23年度前期「格差の社会学入門」、および文学部2021,23年度後期の「社会構造論」と(授業の密度や方法は異なるが)内容に重複する部分があるので、その単位修得者は本科目を履修できない。
5.初回4/10と第2回4/17は対面でおこなう。その後も基本的に対面授業を行う予定であるが,ごく一部の授業(最終回のレポート講評のように個別性が求められる場合など)をzoomによる時間割通りのオンラインで行う可能性がある。

更新日時         
2024/03/05 13:22:51

授業実施方式         
対面授業科目《一部遠隔》

ナビゲーション リンクのスキップシラバス検索 > シラバス検索結果 > シラバス詳細
タイトル