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授業の目標
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本授業では、表明選好法とそれをRコマンダーで実行するための知識と技能を習得します。表明選好法は、複数の選択肢に対する人々の選好(好み)を測定するための社会調査法の一種です。適用範囲は広く、さまざまな分野の研究・実務で用いられています。例えば、環境の価値、政策に対する市民評価、時間の価値、新商品の消費者評価などを挙げることができますが、これら以外の活用例も多く存在します。質問を通じて集めたデータを統計解析することで、人々の選好を把握します。表明選好法の質問で提示する選択肢の作り方は、一般的な形式の質問とは異なります。選択肢の形式の違いなどにより、表明選好法はいくつものバリエーションに分けられます。本授業では、二肢選択型仮想評価法、離散選択実験、Best-Worst Scalingを取り上げます。
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到達目標
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1.表明選好法とそのバリエーションを理解し、具体例を説明できる。 2.Rコマンダーの基本的な操作方法を理解して、表明選好法の各手法を実行することができる。 3.少なくともひとつの表明選好法を題材として、その適用方法と期待される結果についてまとめ、プレゼンテーションすることができる。
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授業計画
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全15回の授業は、講義と演習で構成されます(演習要素が多い回には[演])。
1. ガイダンス 2. 表明選好法とRコマンダーの概要 3. 図書館情報入門[演] 4. 回帰分析 5. Rコマンダーで回帰分析[演] 6. Markdownについて[演] 7. 仮想評価法 8. Rコマンダーで仮想評価法[演] 9. 離散選択実験 10. Rコマンダーで離散選択実験[演] 11. Best-Worst Scaling 12. RコマンダーでBest-Worst Scaling[演] 13. 最終プレゼンテーションに向けた作業 14. 最終プレゼンテーション[演] 15. 最終プレゼンテーション[演](第14回と同一日に開講)
最終プレゼンテーションを行う第14回と第15回は、同一日(7月17日の予定)の5・6講時に連続開講します。当日の6講時に本学の別の授業を正規履修している履修生がいる場合、当該履修生の発表については5講時内に設定するなど配慮します。
注意:授業の順序等、一部変更される可能性があります。
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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本授業の履修生には、Rコマンダーというソフトウエアを操作して、各手法を行ってもらいます。Rコマンダーは、Rという統計解析向けソフトウエアをGUI(Graphical User Interface)で操作できるようにするソフトウエアの一種です。Rコマンダーでは、多くの操作をマウスで行うことができます。一部の操作ではキーボードからの入力を伴いますが、基本的にプログラムを書かずに利用できます。本授業ではいくつかのコマンドを入力するなど、プログラミング的要素を多少含みますが、プログラミングの知識・経験は問いません。プログラミングが苦手でも気にする必要はありません。ただし、教員によるプログラムの説明はあります。
手法ごとに実際の論文を読み、その適用方法と得られた結果についてまとめ、発表してもらう作業があります。また、最終レポートの作成とそれに基づいたプレゼンテーション(最終日)があります。これらの準備作業の多くは、授業時間外で行うことになります。最終レポートは、本授業で学んだ表明選好法のひとつを取り上げて、その適用例を計画書としてまとめてもらいます。計画書では、具体的な設定とその理由や根拠を示すことが重要となりますので、「調べる」だけではなく、「考える」ことが重要となります。
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成績評価の基準と方法
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成績評価は、初回のガイダンスを除いた14回の授業のうち11回以上出席した履修生を対象に行います。
成績は、意見発表など授業への積極的貢献(5%)、文献課題(20%)、授業中の作業課題(25%)、最終レポート(25%)、最終プレゼンテーション(25%)に基づいて行います。「A+」は履修者数の上位5%以内を目安とします。
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有する実務経験と授業への活用
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公的研究機関で表明選好法を利用した研究経験のある教員が授業を担当します。
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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必要な資料は授業中に配布します。
Handouts will be provided.
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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USBメモリが必要となる可能性があります。第2回で説明しますので、その説明を聞いた上で必要に応じてUSBメモリを準備(購入)してもらう可能性があります(必要な場合でも1000円前後のUSBメモリで十分です)。
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更新日時
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授業実施方式
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