キーワード
|
|
|
動物、伴侶動物、産業動物、医科学、獣医学、人間社会、現代社会、環境、病気/疾患、遺伝、生命、芸術・文芸、大学教育、課題提起、問題意識、議論、プレゼンテーション
|
|
|
授業の目標
|
|
|
太古より人間は動物と共生してきた。現代社会では、科学技術の進歩や社会の変容に伴い、その共生の様相も日々変化しつつある。今や、地球環境における人類の持続的生存は、動物・人・環境の健康・健全の環の形成と維持のなかで捉えなければならない。本授業では、動物医科学/獣医学の立場から、動物と人の関わり合いを科学、文芸、文化、教育、政策を巡る時事や日常生活の多様な視点で捕らえる起点を提供し、自己学習とグループ学習により、将来に向けての問題を自ら提起し、解決策を探る思考と議論をしてもらう。これを通して、大学生活/卒業後の人生に必要な知的訓練の方法と思考の習慣を身に付けることを目標とする。
|
|
|
到達目標
|
|
|
1.現代社会において、動物医科学/獣医学が果たす多様な役割を理解し、説明することができる。 2.現代社会における、動物、人、環境の健康や健全を脅かし得るに多様な問題点や課題、また興味をもつ諸事象を、理由とともに具体的に指摘し得る。 3.多様な考え方の存在を受け止めたうえで、未来の社会に向けて、動物医科学が果たすべき役割と方策を、具体的に指摘し説明できる。 4.社会における動物医科学を含む科学の教育の重要性を認識し、その有り様を提示し得る。 5.上記の内容を、レポートやプレゼンテーションを通して論理的に他者に適切に伝えることができる。
|
|
|
授業計画
|
|
|
第1回 オリエンテーション&イントロダクション 第2回 動物の病気:動物の医療と医科学 第3回 動物形質の人為的操作:産業動物と食糧問題 第4回〜第7回 グループワーク1:「動物医科学と人間社会」の視点からの問題抽出・提起、議論、提言、発表 第8回 動物の命、人の命 第9回 動物と芸術・文芸 第10回〜第13回 グループワーク2:「人間の活動と動物の関係」の視点からの問題抽出・提起、議論、提言、発表 第14回〜第15回 グループワークの振り返り、授業のまとめ
|
|
|
準備学習(予習・復習)等の内容と分量
|
|
|
・予習・復習と限定せず、動物が関わる、あるいは動物が関与する人間社会の何かしらの活動に、多様な視点と興味から問題を見出す意識をもってほしい。日常生活のどのような一端にもそれは見出せ、思考の材料となるはずである。グループ学習時に限らず、そうした予習からの発言や提案を歓迎する。 ・演習では、授業(講義)内容から派生した自らの興味や志向に応じたレポートの作成やグループ議論/プレゼンテーションの準備を行う。資料収集やレポート作成により自分の考えをまとめる自己学習(これが大切!)は授業時間外の作業となる。
|
|
|
成績評価の基準と方法
|
|
|
・出席率70%以上(15回の授業なので、11回以上の出席)が成績評価の対象となる。 ・授業における発言や討論を含めた態度・積極性(20%)、自己学習への取り組み・深度(40%)、グループ学習への参加状況(40%)により、自己学習、グループ学習それぞれの到達目標達成度を総合的に評価する。
|
|
|
有する実務経験と授業への活用
|
|
|
|
|
|
他学部履修の条件
|
|
|
|
|
|
テキスト・教科書
|
|
|
|
・特定の教科書はない。必要に応じて開講ごとの資料を提示する。
|
|
|
講義指定図書
|
|
|
|
岩波文庫「大学教育について」 / J. S. ミル : 岩波書店 その他、参考図書等は必要に応じて授業内で紹介する。
|
|
|
参照ホームページ
|
|
|
|
|
|
研究室のホームページ
|
|
|
https://bunshi.vetmed.hokudai.ac.jp/home.html
|
|
|
備考
|
|
|
●動物の医療や科学を提供話題の中心に据えて現代社会の有り様を考える授業であるが、日常生活の中での話題、国内外の時事問題を含め、動物と人の関わりについて広い視野での思考に取り組んで欲しい。 ●授業実施形態:本授業は自己学習とグループ学習の繰り返しによるテュートリアル学習を主たる授業形態とする。したがって、対面授業で実施し、また出席は履修の要件である。 ●なお、履修者決定後の授業は獣医学部のテュートリアル・ルームにて実施する予定。
|
|
|
更新日時
|
|
|
|
|
|
授業実施方式
|
|
|
|
|
|