キーワード
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携帯電話,スマートフォン,5G,Wi-Fi,IoT, ワイヤレス給電,電波防護
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授業の目標
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我々の身の回りは,無線技術を駆使した機器・サービスにあふれている.演習を通して,無線技術がどのように使われているかを再認識し,将来の無線技術を展望する.
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到達目標
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無線技術を理解し,適切に使用する力を身につける.さらに,将来の無線技術を展望することで,問題解決能力だけではなく問題発掘能力を養う.
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授業計画
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1.無線通信概要(1回) 無線通信の仕組みを簡単に紹介しながら,本セミナーの概要を説明する.
2.スマートフォンの普及と標準化(4回) 1992年にヨーロッパで初めてディジタル方式 (第2世代) の携帯電話 (GSM) が登場し,相次いで米国,日本でも独自方式でサービスが開始された.その後の第3世代携帯電話はスマートフォンの出現により,LTEと呼ばれる第3.9世代,および,第4世代 (LTE-Advanced) に進展を遂げている.これらの各世代の特徴と標準化の歴史や,第5世代の技術を展望する.また,MIMOなどの通信技術についても学習する.
3.Wi-FiやBluetoothなどの身近な通信機器(2回) 我々の身近には,携帯電話やスマートフォンの他にWiFiやBluetoothなど,比較的近い範囲での通信を想定した様々な機器がある.これらの多くはISMバンドと呼ばれる周波数帯が割り当てられているため,互いに干渉する問題もある.これらのシステムが携帯電話とどのように異なるのか,アクセス方法などを学習する.加えて,共通乗車カード・電子マネー,商品管理タグなど様々なものがある.意識せずに恩恵を受けている無線利用アプリケーションについて学習し,無線技術の利便性を議論する.
4.無線電力伝送と生体安全性(3回) 無線電力伝送は,スマートフォンなどの小型機器から電気自動車などの大型機器まで多岐に渡る.どのようにして無線で電力を伝送できるのかを学習する.また,大電力の無線伝送は,生体への影響が懸念される.電波防護について議論するとともに,目に見えない電波の様子を可視化する技術についても紹介する.
5.無線の体感実験(4回) 実際に無線技術の一部を体験するデモや実験 (地デジアンテナや音響パラボラ,汎用ソフトウェア無線器を用いた受信機の作成,ZigBeeを用いたセンサーネットワーク体験など) を通して,無線技術の面白さ・不思議さに触れる.
6.図書館情報入門(1回) 授業やレポート作成,これからの研究活動などに役立つ基本的な文献探索技術を習得する.
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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成績評価の基準と方法
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演習を通じて課題を自ら設定し,それについてレポートを提出する.成績評価は,授業回数の8割以上出席した者について,提出したレポートにより到達目標の達成度を評価する.なお,「A+」は履修者数の上位5%以内を目安とする.
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有する実務経験と授業への活用
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国立研究機関で研究歴のある教員が標準化に関する具体例を紹介する.
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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https://csw.ist.hokudai.ac.jp/ https://www.ist.hokudai.ac.jp/labo/w-icl/ http://wtemc.ist.hokudai.ac.jp/
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備考
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更新日時
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授業実施方式
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