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授業の目標
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世界各地で、様々な家畜が、様々な形で古くから飼われてきており、乳や肉、卵など食物の供給をはじめ、私たちの生活と密接な関連をもってきた。それは単に物質的な面だけではなく、各地域の文化の形成にも関係している。しかし、わが国の現代社会においては、大多数の人達が、家畜と接する機会もなく、乳・肉・卵などが、どのように生産・加工されているのか、そこにはどのような問題があるのか、学び、考えることは少ない。 本演習では私たちの生活と家畜の関わりについて、世界各地での歴史と現状をもとに考えるとともに、乳牛、豚、鶏の飼育現場において、乳、肉、卵の生産のあり方について学ぶ。これらを通して、私たちの生活と家畜の関係についてのこれからのあり方について論議する。
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到達目標
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1.私たちの生活のなかでみられる家畜由来の生産物や日用品および家畜に関連した習慣、芸術、宗教などを知り、それがどのような過程を経て私たちの生活に取り込まれたかを理解する。 2.世界各地での人々の生活と家畜との関係について考え、なぜ各地で特徴のある関係が成立しているかを理解する。 3.牛、豚、鶏の飼育方法と乳・肉・卵の生産過程の実態を知り、そのあり方について考える。 4.人と家畜との関係のあり方について議論し、課題を認識する。 5.「私たちの生活と家畜」という課題について自ら調べ、発表し、議論することを通じて、大学における学習のしかたを身につける。
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授業計画
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授業は、教員からの講義、家畜飼育現場や畜産物加工場の見学(札幌キャンパス内農場等)、学生による調査・発表・討論の形式を組み合わせて実施する。学生による調査・発表についてはグループに分け、グループ単位で行う。 なお、各回の概要と予定は、全5回の見学先の都合もあり未定ですが、初回の授業内容紹介時か2回目の図書館情報入門時に、一覧表を配布します。
1. 導入 本演習のねらいと計画説明、学生意識調査 2.食・生活・家畜 1) 食と生活における畜産物の位置・役割 (講義、発表、討論) 2) 乳・肉・卵はどのように生産さられているか(農場等見学、講義、討論) 3) 世界各地の食分化と生活 (講義、発表、討論) 3.家畜と文化 1) 世界各地の文化にしめる家畜 (講義、発表、討論) 2) 現代社会における家畜・動物の新たな役割(講義、討論) 3) 人と家畜・動物の関係のこれからのあり方(討論)
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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授業計画の項に記したようにグループでの調査、発表、討論、質疑応答などを7回予定しているので、各回ごとに個人、グループとして資料作成を含む相応の予習時間が必要です。また、他グループの発表内容や討論結果等をふまえた個人レポートの作成には、各回ごとおよび全授業を通しての総合的な復習も不可欠です。
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成績評価の基準と方法
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1)学習態度 2)出席(80%以上の出席率を評価対象とする) 3)討論への取り組み、意見発表などの積極性 4)グループで行う調査・発表での活動状況 5)レポートの内容を総合して、個人ごとの絶対評価により行います。成績評価は「A+」,「A」,「A-」,「B+」,「B」,「B-」,「B+」,「C+」,「C」,「D」,「D-」,「F」の11段階評価。「D」,「D-」,「F」は不合格
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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使用しない
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講義指定図書
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参考図書
「ヒトと動物」/林良博、近藤誠司、高槻成紀/朔北社
「食べ物としての動物たち」/伊藤宏/講談社ブルーバックス
「世界屠畜紀行」/内澤旬子/解放出版社書 または 角川文庫
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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農場内での家畜、家禽の見学時には、においや汚れが付く場合がありますので、汚れてもよい服装で出席してください。
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更新日時
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授業実施方式
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