キーワード
|
|
|
|
|
|
授業の目標
|
|
|
大学に入学し、北大の化学1を学び始めると高校で学習した化学のイメージとギャップが大きく、戸惑う人が多い。これは、高校までの化学は、化学の歴史を中心に学んできたのに対して、大学での化学はそれを土台にして、新たなものを作り出したり、これまで見ることができなかったものを見えるように工夫することが主眼であり、それを達成するために物理学的な要素が多く取り込まれているためである。その結果、高校で学習した化学のイメージと異なり、化学1の導入部で、化学に対する興味を失う人が少なからずいる。しかし、最先端の化学はエネルギー、環境、高性能デバイス、高度医療など幅広い分野を網羅するものであり、我々の暮らしをより豊かにするために大いに貢献している。そこで、最先端の化学を身の回りの事例を取り上げて、理解を深めていくことで、化学に対する興味を高めていくことを目指す。
本演習では、身近でありながら特殊な性質を持つ水の性質を明らかにしたり、光により物質を探る方法や特異な機能をもつ高分子、さらに計算機で分子の性質を予想することなどについて (1)講義、(2)演習、もしくは実験、(3)学生が自ら調査して発表し討論する、(4)またそれをレポートにまとめることを通じて、理解を深めていく。
|
|
|
到達目標
|
|
|
次の3点を取得することを目標とする。 1. 各テーマ(分野)についての基礎知識を獲得し、それを人に伝える能力を得る 2. 自ら好奇心をもってその知識を広げる方法を修得する 3. 得られた情報や他のメンバーの説明を聞いて、適切な質問や論理的な批評を行う力を養う
|
|
|
授業計画
|
|
|
以下のサブテーマのもと 1. 身近な物質「水」の不思議 2. 夕日は何故赤い・・・? ものと電磁波の相互作用 3. 構造色:微細な構造が織りなす色 4. 第一原理計算:コンピュータで分子の性質・化学反応を計算してみよう 5. 温めると溶けなくなる温度応答性高分子 (テーマの順番は未定です)
それぞれ2~3週で、 (1)講義 (2)演習、もしくは実験を行う。 (3)グループに分かれ、調査・発表・討論 を行い、各テーマごとにレポートを提出します。
なお、各テーマごとに担当教員は交代します。担当教員は理学部化学科物理化学系の教員です。
|
|
|
準備学習(予習・復習)等の内容と分量
|
|
|
(1)各テーマで与えられる課題についてグループ毎に調査し、プレゼンテーションの準備をする (2)各テーマについて、各自がレポートを作成する
|
|
|
成績評価の基準と方法
|
|
|
受講態度(30%)、調査結果のプレゼンテーションまたはレポート(70%)によって評価する。 演習なので出席は重視する。
|
|
|
有する実務経験と授業への活用
|
|
|
|
|
|
他学部履修の条件
|
|
|
|
|
|
テキスト・教科書
|
|
|
|
|
|
|
講義指定図書
|
|
|
|
|
|
|
参照ホームページ
|
|
|
|
|
|
研究室のホームページ
|
|
|
https://www2.sci.hokudai.ac.jp/dept/chem/
|
|
|
備考
|
|
|
授業実施形態:原則、対面授業を行う予定です。 「4. 第一原理計算:コンピュータで分子の性質・化学反応を計算してみよう」ではWindows PCを利用します。Macの場合、相談してください(履修登録を妨げるものではありません)。
|
|
|
更新日時
|
|
|
|
|
|
授業実施方式
|
|
|
|
|
|