キーワード
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新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、エイズ、結核、エボラ出血熱、免疫
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授業の目標
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近年、COVID-19、伝達性ウシ海綿状脳症、SARS、ニパウイルス、ハンタウイルス、ヘンドラウイルスや新型インフルエンザウイルス感染症、エボラ出血熱、結核、肺ペスト、レプトスピラ病などの新興・再興感染症が世界各地で発生し、人類を脅かしている。これらはすべて人獣共通感染症であり、その病原体のほとんどが自然界で静かに存続してきた微生物である。したがって、人獣共通感染症を克服するには、病原体の起源、存続と進化のメカニズムを知るとともに、感染に対する宿主生体側の免疫応答と発症の分子基盤を解明する必要がある。 本講義は、感染症分野で最先端の研究を進めている教員15名により、様々な病原体が引き起こす感染症、これに対する免疫および予防、診断、治療法について、理解を深めてもらうことを旨としている。
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到達目標
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1.様々な病原体の生態と存続様式について理解する。 2.病原体と宿主の相互関係ならびにその結果として生ずる感染症について理解する。 3.感染症病因微生物に対する宿主の免疫機構について理解する。 4.様々な感染症克服のために現在取られている対策について理解する。 5.様々な感染症に対する予防、診断、治療法について理解する。
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授業計画
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・細菌と細菌感染症(人獣共通感染症国際共同研究所 鈴木 定彦) ・炭疽菌感染症の現状と予防法の開発(人獣共通感染症国際共同研究所 東 秀明) ・耐性菌による感染症とその制御(北海道大学病院 石黒 信久) ・ウイルス感染症による神経疾患(人獣共通感染症国際共同研究所 澤 洋文) ・蚊媒介性感染症とその制御(人獣共通感染症国際共同研究所 大場 靖子) ・ウイルスの病原性と宿主域(人獣共通感染症国際共同研究所 高田 礼人) ・齧歯類におけるウイルスの存在様式 -ハンタウイルスを例として-(遺伝子病制御研究所 吉松 組子) ・ウイルス感染と自然免疫(人獣共通感染症国際共同研究所 新開 大史) ・ウイルスの分子系統解析(人獣共通感染症国際共同研究所 伊藤 公人) ・感染症研究における計算科学の活用(人獣共通感染症国際共同研究所 五十嵐 学) ・感染症研究における超微細構造解析法の応用(人獣共通感染症国際共同研究所 福原 秀雄) ・遺伝子発現から見る宿主-原虫相互作用(人獣共通感染症国際共同研究所 山岸 潤也) ・感染症の検査法(人獣共通感染症国際共同研究所 中島 千絵) ・核酸を持たない感染因子”プリオン”(獣医学研究院 堀内 基広) ・リスク管理方法とそれに伴うリスク評価(獣医学研究院 磯田 典和)
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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成績評価の基準と方法
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各講義についてレポートの提出を課す。 出席状況、レポート内容、筆記試験成績を総合して成績判定を行う。
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有する実務経験と授業への活用
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行政機関において感染症対策にあたった経験を有する教員が抗議にあたる。
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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http://www.czc.hokudai.ac.jp/biores/
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備考
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担当教員は基礎的事項を解説しつつ、最新の情報を伝える。学生諸君の有する知識レベルが異なるので、講義内容に理解できない点もあり得るが、感染症と免疫に関心を持ち、正しい知識を得ることが大切であることを理解されたい。
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更新日時
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授業実施方式
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