キーワード
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健康長寿 口腔科学 味覚 咀嚼 脳 摂食 嚥下 口腔がん 歯科インプラント 歯 歯周組織 加齢 むし歯 歯周病 老化 歯科材料 口腔細菌 義歯 喫煙
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授業の目標
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口腔科学の研究の進歩から見えてきた食べることと健康との関係について知識を得て, そして,健康で長生きするための秘訣や口腔機能の重要性について理解する。
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到達目標
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1)口腔機能と健康との関わりについて説明できる。 2)科学的根拠に基づいた健康に関する知識を習得し説明できる。
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授業計画
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講義内容(タイトルと要旨) 1.オリエンテーション,「食べることと脳機能」口腔科学と健康長寿との関わりについてオムニバス形式で講義を行うことの趣旨説明のあと,食行動の調節と健康への影響について脳科学の視点から講義を行う.(舩橋 誠) 2. 「健康な歯を残すには」日本人の抜歯の主な原因はう蝕と歯周病です.40代以降では歯周病による抜歯が増加します.う蝕と歯周病の予防について基本的な考え方とその違いについて解説します.(高橋大郎) 3. 「口腔粘膜と全身の病気」口腔は消化器・呼吸器といった重要な器官の入り口であり、全身の健康状態を映す鏡とも言われています。本講義では口腔粘膜を中心に口腔内の解剖について概説し、全身の病気と関連した主な口腔粘膜病変について説明します.(今待賢治) 4. 「高齢に伴う歯の疾患と治療」歯の疾患と言えば齲蝕(虫歯)があげられますが,高齢化社会においては,それ以外の歯の硬組織疾患も注目されてきています.本講義では,それらの疾患の概要と治療への取り組みについて解説します.(戸井田 侑) 5.「歯科の中の内科と外科」日本はすでに超高齢社会に突入しています.生涯において「口から食べる」ことは栄養摂取のみでなく,「生きる楽しみ」や「生きがい」にもつながる重要な機能です.これらを支える歯科の中の「内科と外科」のお話しです.(佐藤 淳) 6.「睡眠と歯科」睡眠は人間に欠かせない生理現象であり,その障害は人の健康を大きく左右する.講義では,睡眠時無呼吸症候群と睡眠時の運動障害の一つである歯ぎしりを中心に,睡眠障害と歯科との関わりを紹介する.(三上紗季) 7. 「小児歯科医による口腔健康管理」赤ちゃん(乳児期)や子ども(幼児期)の歯と口の健康づくりのために小児歯科医が行っている指導,予防,そして治療について講義する.特に,むし歯にならないためにどのような点に注意すれば良いのかを解説する.(吉原俊博) 8. 「知っておきたい!咀嚼機能検査の今」健康やQOLに関する国民の意識の向上に伴い,治療効果を客観的に評価して,患者さんに呈示する医療が求められています.近年,口腔機能,特に咀嚼機能を簡便かつ客観的に評価できる検査装置が開発され,臨床応用されています.本講義では,咀嚼機能検査の今を解説します.(坂口 究) 9.「歯を長く保存することを目指して」大人の歯(永久歯)は,喪失すると新たに生えてくることはない.したがって,永久歯は健康に長く保存する必要がある.本講義では永久歯の保存方法や,再生させる取り組みを述べる.(友清 淳) 10. 「常在菌は何をしている?」腸内細菌が人体に及ぼす影響について注目されていますが、口腔にも常在菌がたくさんいます。腸内細菌や口腔細菌が全身の健康状態にどのように関わっているのかということ、また口腔常在菌は口腔の健康だけでなく全身にも関わっているということについてお話します。(長谷部 晃) 11. 「きれいな歯並びと笑顔をいつまでも」“歯並びが気になる”“噛めない”という方への歯科矯正治療は年齢に関わらず可能です.よく噛めるようになるのはもちろん,素敵な笑顔も獲得できる矯正学について講義します.(佐藤嘉晃) 12. 「歯科麻酔医とは?」「麻酔医は聞いたことがあるけれど…歯科麻酔医って何?」という方のために,本講義では,患者さんが安全かつ安心して治療を受けられるために奮闘している歯科麻酔医と,その仕事内容について概説します.(渋谷真希子) 13.「歯を支える骨の組織学」歯は,歯根膜や歯槽骨などの歯周組織,顎骨によって支えられている.健康な骨を維持することは,十分な口腔機能を発揮するためには必要不可欠である.本講義では,歯を支える骨の組織学について概説する.(長谷川智香) 14.「歯科治療に用いる薬の話」歯科医から出された薬はきちんと飲まなければなりません.しかし,誤った飲み方により健康を害してしまう恐れがあります.健康に生活していくためには,どの様なことに注意しなければならないのか概説します.(吉村善隆) 15. 期末試験(舩橋 誠) (計14名,敬称略) 各講師によるオムニバス講義を14回,最終回(15回目)は試験の時間にする予定です.
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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予習:各講義内容要旨を掲載しているので興味がある人は,関連する内容を歯学部図書館等で調べておくとよいでしょう。 復習:講義内容について理解し,得られた知識を実際に活用することで,心身共に健康な生活を送ることに役立てて下さい。講義内容について専門書等でさらに詳しく調べるのも良いでしょう。学期末には試験(選択問題)を行うので,講義で得た知識を確実に修得しておくことが大切です。
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成績評価の基準と方法
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講義(期末試験を除く)に8回以上出席した場合に期末試験(選択問題)の受験資格を与える.期末試験は講義内容の理解度および到達目標に対する到達度を評価するために実施する.ただし,出席回数が規定回数に満たない者および期末試験を受験しなかった者については単位を認定しない.原則として再試験は行わない.「A+」,「A」,「A-」,「B+」「B」,「B-」,「C+」,「C」,「D」,「D-」,「F」の11段階評価とし,「C」以上を合格とする.出欠の確認はWEB履修登録システムで行う.講義開始時刻から17:10まで各講師がパワーポイントの右上に当日限定の入室キーワードを提示します。学生は当日の入室キーワードを入力してWEB履修登録システムから出席登録を行います.(各学生の入力時刻が保存される.17:10 以降の入室は出席扱いにしない.)また,新型コロナ感染症やその他の病気で欠席した場合でも出席扱いにはしない.
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有する実務経験と授業への活用
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歯科基礎医学の研究に従事する教員および北大病院で歯科臨床に従事する教員が,実務経験に基づいて各専門分野に関連する講義を行う.
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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適宜、プリント等の配付や参考図書の紹介を行う。
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講義指定図書
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特になし
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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更新日時
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授業実施方式
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