キーワード
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授業の目標
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春秋時代の思想家、孔子(前552〜前479)の言行録である『論語』は、中国のみならず、東アジア漢字文化圏に共通する古典である。そのため、『論語』に説かれた思想は、二千五百年もの歳月を越え、現代社会において通用するものも少なくない。 それらを踏まえ、この授業では、『論語』をじっくりと読みつつ、そこに見える孔子の人間観・世界観・教育観などを考究する。具体的には、「聖人」「君子」とはどのような人物か、「仁」「義」とはどのような徳か、「天」とはどのような存在か、孔子は弟子をどのように教育したかなど、授業ごとに設定したテーマに基いて、グループワークを交えながら、考察する。加えて、それぞれが考察した内容をレポートにまとめる方法についても学習する。 また、以上の授業を通して、『論語』に関する単なる知識の獲得だけでなく、将来、『論語』を楽しむことのできる素地を作ることを目標とする。
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到達目標
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(1)『論語』全体を通読し、同書に見える孔子の思想の特色を自分の言葉でわかりやすく説明することができる。 (2)『論語』に見える孔子の思想に関するテーマをみずから設定し、それに関係する資料を蒐集した上で、その内容を分析することができる。 (3)『論語』に見える孔子の思想に関して、自分の考えのみならず、他の受講生の考えも参考にしながら、論理立てて文章化することができる。
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授業計画
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全15回の授業は、以下のとおり、「【Ⅰ】『論語』を知る」「【Ⅱ】『論語』を好む」「【Ⅲ】『論語』を楽しむ」の三部構成とする。
【Ⅰ】『論語』を知る (1)はじめに(授業ガイダンス) (2)第1講 孔子 (3)第2講 『論語』
【Ⅱ】『論語』を好む (4)第3講 君子と聖人 (5)第4講 政治 (6)第5講 仁 (7)第6講 義と利 (8)第7講 礼と楽 (9)第8講 知と不知 (10)第9講 忠と孝 (11)第10講 天と命
【Ⅲ】『論語』を楽しむ (12)第11講 教育(子路) (13)第12講 教育(子貢) (14)第13講 教育(顏淵) (15)おわりに(授業のまとめ)
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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(1)予習:あらかじめ次回授業のテーマに関する課題に基いて、『論語』の該当箇所を読解し、みずから要点をまとめた上で、授業に臨むこと。 (2)復習:各授業でとりあげたテーマについて、『論語』の関係箇所を再確認し、その要点を把握するとともに、レポート作成に向けて学習すること。
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成績評価の基準と方法
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全授業への出席を前提とする。その上で、グループワークと口頭発表などの各授業への貢献度(20%)、各授業最後の課題(30%)、さらにレポートの内容(50%)に基いて、総合的に評価する。
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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『論語』(岩波文庫) / 金谷治 : 岩波書店, 1999, ISBN:4003320212 教科書は、毎回の授業で使用するので、必ず入手の上、持参すること。また、教科書以外にプリントを配付する。
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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初回の授業でガイダンスを行うので、受講希望者は、特別な事情のない限り、必ず出席すること。
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更新日時
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授業実施方式
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