キーワード
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社会心理学,ゲーミング・シミュレーション,役割演技,人間行動,社会力学,仮想世界ゲーム
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授業の目標
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人間の行動は、全て個人の意識に基づいていると思われがちだが、必ずしも意識の問題では説明できないことが多々ある。置かれた状況や与えられた役割などの社会的文脈により、行動は変容するし、その行動がまた態度や認知の形成などに大きく影響する。この問題は、百の説明を聞くよりも、一度、実際に非日常的な役割取得をしてみると実感できる。その一手法として、役割になりきるというロールプレイングによるゲーミング・シミュレーションを紹介する。こうしたゲーミング手法を通じて、個人と社会の相互作用、集団意思決定、集団間の対立や葛藤など、社会心理学の基本的な知見を理解し、それらの社会的な意味について考察を深めることを目標とする。
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到達目標
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ゲーミング手法を通じて、個人と社会の相互作用、集団意思決定、集団間の対立・葛藤と協調など、社会心理学の基本的な知見を理解し、それらの社会的な意味について考察を深めることを目標とする。
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授業計画
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■仮想世界ゲーム実施前 1.ガイダンス 2.社会心理学の古典研究 3. 集団意思決定 4.仮想世界ゲームのルール説明 ■仮想世界ゲームの実施 (5回相当) ■仮想世界ゲーム実施後の講義 1.ディブリーフィングとふりかえり 2. 原因帰属と帰属錯誤 3.社会的ジレンマ 4. 集団間葛藤 5. 相対的剥奪
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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仮想世界ゲーム実施当日前には、ゲームのルールを事前によく理解すること。ルールは非常に複雑で、一回教科書を読んだだけでは理解できない。教科書のルールをよく理解していることを前提に、さらに、講義中に教科書にはないルールやルール変更について説明することがある。これらの予習・復習が、実際にゲームを実施する際のパフォーマンスに影響する。 また、ゲーム参加後の振り返りも重要である。ゲームでの経験と、社会心理学の知見、及び、現実問題との関係を対応づけて思考する訓練を自分で課すことが期待される。 また、仮想世界ゲーム実施後の講義では、講義終了時にミニレポートを課す。そのミニレポートを毎回提出することが求められる。
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成績評価の基準と方法
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A.成績評価の基準 とくに、他者視点取得、個人と社会の相互作用、集団間の葛藤・対立や協調などに関する理解の程度に応じて評価する。 B.成績の評価方法 主としてゲーミング参加のレポート(65%)、及び、ゲーミング実施後の授業で課すミニレポートによる(35%)。レポートは仮想世界ゲームに参加しなければ書けない。なお、ゲーミング実施後のミニレポートは出席を兼ねる。
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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http://lynx.let.hokudai.ac.jp/~numazemi/
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備考
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仮想世界ゲームは、5月の土曜か日曜に、丸一日かけて行われる(日程調整により多少ずれる場合がある)。ゲーミング実施の都合上、不規則に開講されるので、講義中の指示に気をつけておくこと。
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更新日時
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授業実施方式
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