タイトルタイトル
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科目名
社会の認識  
講義題目
社会調査データからみる人と社会  
責任教員(所属)
清水 香基 ( 大学院文学研究院 )  
担当教員(所属)
清水 香基 ( 大学院文学研究院 )  
科目種別 全学教育科目(主題別科目) 他学部履修等の可否
開講年度 2024  期間 1学期 時間割番号 000633 
授業形態 講義 単位数 2  対象年次 1  
対象学科・クラス 基礎1-53組 補足事項   
ナンバリングコード GEN_LIB 1230 
大分類コード 大分類名称
GEN_LIB  全学教育(教養科目)
レベルコード レベル
1  全学教育科目(語学上級科目、高年次対象科目を除く)
中分類コード 中分類名称
2  主題別科目
小分類コード 小分類名称
3  社会の認識
言語
日本語で行う授業
実務経験のある教員等による授業科目
該当しない

キーワード         
社会調査、量的データ、標本抽出法、因果推論、社会指標、測定尺度、データの可視化、社会学的視点

授業の目標         
 近年、社会のいたる所でデータを元にした言説が飛び交い、また言説の対象となるデータそのものに関しても玉石混淆です。こうした社会的文脈の中で、「データ・リテラシー」「統計リテラシー」といったもの必要が声高に謳われていますが、データの適切な読み解き方というのは、単に統計学的手法の知識の問題に留まりません。そもそも社会科学的な議論において、「社会調査」から得られたデータとはどのように位置づけられるべきものなのか、「社会調査」の方法にはどのような種類があり、またそれに応じてどのようなデータの扱いに関する制約が生じるか、といった視点が必要不可欠です。
 本講義では、社会学的な観点から統計的な社会調査データを読み解き、そこから適切な仕方で知見を読み取りし、分析を行っていくためのリテラシーを学んでいきます。
 この講義では、統計学的なデータの解析手法そのものを扱うことはしないので、基礎的な統計学的知識を未学習の人でも受講してもらって構いません。まずは、数字のかたちで示されるデータに批判的な視点で捉えるためのいくつかの重要なTIPSを学び、「データに基づいた議論を展開する」という科学的作業の「入り口に立つ」ことを目指してください。

到達目標         
(1). 社会科学的な議論における「社会調査データ」の基本的な位置づけを理解し、説明することができる。
(2). 諸々の調査方法によって得られるデータの性質や制約を理解し、適切な仕方で読み解くことができる。
(3). さまざまな社会現象について、データを元に考察を行うことのできる想像力を身につける。

授業計画         
第1回 オリエンテーション

Ⅰ. 個人と社会が出会うところ
第2回 自己と自我
第3回 コミュニケーションの理論

Ⅱ. 調査を通して社会を見る
第4回 なぜデータが重要なのか
第5回 さまざまな調査の手法とその特徴

Ⅲ. 信頼のできるデータとは?
第6回 標本抽出の方法、調査における様ざまなバイアス
第7回 標本データから母集団の推測を行うロジック

Ⅳ. データの記述からもう一歩先を見る方法
第8回 因果関係の推論法
第9回 相関関係と因果関係
第10回 調査で〇〇は測れるか?

Ⅴ. エビデンス・ベースド・ディスカッションの事例としての社会学的な諸議論
第11回 少子高齢化
第12回 ジェンダーと性別役割分業
第13回 格差、階層の文化的再生産

補論
第14回:データで嘘をつく方法
第15回:全体のまとめ

準備学習(予習・復習)等の内容と分量         
 各回講義終了時に、講義内容に関連する調べ学習、意見・感想などを求める小レポート課題の提出を課します。また、講義後には配布された講義資料や自身で作成したノートを見直す等の復習を欠かさず行なってください。

成績評価の基準と方法         
 授業への参加態度(ディスカッションへの参加、毎回の授業で出す小レポート課題の内容および提出状況)を40%、期末レポートを60%として総合評価を行う。なお、正当な理由なく規定の出席回数(授業回数の3分の2)に満たない者、期末レポートが提出されてない者は、評価の対象としない。

有する実務経験と授業への活用         

他学部履修の条件         

テキスト・教科書         


講義指定図書         


参照ホームページ         




研究室のホームページ         

備考         
授業実施形態に関しては、原則として対面を予定している。授業実施期間の感染拡大状況によっては、双方向通信を併用して授業を進行することもあり得るが、その場合は適宜moodleの授業グループ内で指示することとする。

更新日時         
2024/02/20 17:08:23

授業実施方式         
対面授業科目《対面のみ》

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