タイトルタイトル
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科目名
科学・技術の世界  
講義題目
これからの原子力利用の展開:エネルギー・医療・宇宙・地球環境  
責任教員(所属)
千葉 豪 ( 大学院工学研究院 )  
担当教員(所属)
千葉 豪 ( 大学院工学研究院 )
渡邊 直子 ( 大学院工学研究院 )
小崎 完 ( 大学院工学研究院 )
加美山 隆 ( 大学院工学研究院 )
佐藤 博隆 ( 大学院工学研究院 )
宮本 直樹 ( 大学院工学研究院 )
澤 和弘 ( 大学院工学研究院 )
中島 宏 ( 大学院工学研究院 )
山内 有二 ( 大学院工学研究院 )
久下 裕司 ( アイソトープ総合センター )
河口 宗道 ( 大学院工学研究院 )
 
科目種別 全学教育科目(主題別科目) 他学部履修等の可否
開講年度 2024  期間 1学期 時間割番号 000693 
授業形態 講義 単位数 2  対象年次 1  
対象学科・クラス 基礎1-53組 補足事項   
ナンバリングコード GEN_LIB 1240 
大分類コード 大分類名称
GEN_LIB  全学教育(教養科目)
レベルコード レベル
1  全学教育科目(語学上級科目、高年次対象科目を除く)
中分類コード 中分類名称
2  主題別科目
小分類コード 小分類名称
4  科学・技術の世界
言語
日本語で行う授業
実務経験のある教員等による授業科目
該当しない

キーワード         
原子力技術、原子力発電、放射線、医療応用、宇宙探査、材料開発

授業の目標         
 日本で初の商業用原子炉が1966年に営業運転を開始して以降、原子力エネルギーは40年以上に亘って日本の主要なエネルギー源としての役割を果たしてきた。1979年のスリーマイル島原発事故、1986年のチェルノブイリ原発事故などの大規模な事故を経て、世界的には原子力発電の利用が縮小する流れにあったが、2000年代後半から、その役割が改めて見直され「原子力ルネッサンス」と言われる時代を迎えることになった。しかし、その最中の2011年に起こった福島第一原子力発電所の事故により原子力エネルギーが有する負の側面が顕在化し、将来の原子力利用からの撤退を決めた国や地域もある。
一方で、温暖化の進行による地球環境の激変により、温室効果ガスの排出量が小さいという原子力エネルギーの利点に改めて注目が集まりつつある。さらに、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻による各国のエネルギー安全保障の見直しにより、原子力エネルギーの重要性が見直された国・地域も存在する。
 このような状況下で、原子力エネルギーの概要とリスク、そしてリスクを克服するための技術開発の現状を理解することが授業の目標である。
 また、「原子力」という言葉に対しては、「大規模エネルギー源」「潜在的リスク」といった捉え方をされることが一般的であるが、「原子力技術」を「原子核反応・放射線を利用した技術」と読み替えるならば、その裾野は極めて広いものとなる。現在、医療、宇宙探査、材料開発など、様々な分野に「原子力技術」が利用されている。このような「原子核反応・放射線を利用した技術」に関する最新の知見を知ることもまた、授業の目標とする。

到達目標         
原子力発電技術のリスクとそれを克服するための最新の技術開発を理解するとともに、原子力技術の様々な応用例を知ることによって、受講者が原子力技術に対する自分なりの考え方・スタンスを提示できるようになることを目標とする。

授業計画         
1. ガイダンス、原子力・放射線概論

(原子力発電技術の概要)
2. 原子力発電システムの概要
3. 次世代炉にむけた原子力発電システムの安全工学
4. 原子力発電技術の進展(I)
5. 原子力発電技術の進展(II)
6. 原子力発電プラントの廃止措置
7. 放射性廃棄物の処理・処分

(放射線とその利用)
8. 高エネルギー粒子でミクロの世界を見る
9. 人工・宇宙放射線の工業・農業・考古学・惑星科学への展開
10. 医療診断や癌治療への利用
11. 放射性同位元素の薬学における利用
12. 大型加速器施設の設計と運用

(原子力エネルギーの新しい可能性)
13. 高温ガス炉と水素製造
14. 宇宙探査・船舶の動力等への応用
15. 究極のエネルギー源 核融合発電炉の開発

準備学習(予習・復習)等の内容と分量         
毎回の授業を受けて、受講者が興味を持った点について各自で調べること(復習)は、理解を進める上で効果的である。また、受講者が事前学習を行わないという前提で毎回の授業を行うため予習は不要である(が、行っておくと効果的であろう)。

成績評価の基準と方法         
毎回の授業の最後に20分程度時間を設けて、小論文の作成、もしくは理解度を確認するための小試験への解答を行ってもらう。これを各授業で数値化し、その平均をもって最終成績とする。

有する実務経験と授業への活用         

他学部履修の条件         

テキスト・教科書         


講義指定図書         


参照ホームページ         




研究室のホームページ         

備考         

更新日時         
2024/02/19 14:54:31

授業実施方式         
対面授業科目《対面のみ》

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