タイトルタイトル
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科目名
英語演習  
講義題目
中級:Academic Reading and vocabulary skills  
責任教員(所属)
志柿 浩一郎 ( 大学院メディア・コミュニケーション研究院 )  
担当教員(所属)
志柿 浩一郎 ( 大学院メディア・コミュニケーション研究院 )  
科目種別 全学教育科目(外国語演習) 他学部履修等の可否
開講年度 2024  期間 1学期 時間割番号  
授業形態 演習 単位数 2  対象年次 1  
対象学科・クラス 基礎1-52組 補足事項   
ナンバリングコード GEN_LIB 1602 
大分類コード 大分類名称
GEN_LIB  全学教育(教養科目)
レベルコード レベル
1  全学教育科目(語学上級科目、高年次対象科目を除く)
中分類コード 中分類名称
6  外国語演習
小分類コード 小分類名称
0  英語演習
言語
日本語及び英語のバイリンガル授業、受講者決定後に使用言語(日本語又は英語)を決定する授業
実務経験のある教員等による授業科目
該当しない

キーワード         
アカデミックリーディング、ボキャブラリー、語学学習方法、総合的言語スキル、英語学習におけるデジタル技術活用術、マルチモダリティー、生成AI活用学習

授業の目標         
本授業は、生成系AIやデジタル技術を活用しながら、英語リーディングを中心に、総合的な英語能力(受容Reception、産出Production、やりとりinteraction、仲介mediation)を高めることを目標とします。具体的な目標は以下です。

1. リーディング能力の強化:
• 音声を聞きながら読む訓練を行い、文字処理と音声処理を統合したリーディング能力を強化します。

2. 総合的な語彙力の獲得:
• 意味情報のみに焦点を当てた語彙学習から脱却し、音声情報・意味情報・統語情報を総合した語彙能力の獲得を目指します。

3. 日本語の知識を活かした英語習得:
• 日本語による背景知識を活用し、日本語語彙を英語と対比して、その違いを理解し、処理する能力の強化を目指します。カタカナ表記も用いた発音習得を含め、多言語能力(plurilingualism)の観点から英語習得を促進します。

4. 自立した学習者への転換:
• 様々な学習ツールを活用し、上述の各目標に注意を払いつつ、自立して学習できるようになることを目指します。

以上に加えて、英語を実生活で使う能力(音声と文字で理解して伝えるなど、やりとりをする能力)も向上させ、そのための学習スキルを学ぶことも目標とします。そこでは、語学習得において弊害になっている可能性のある固定観念も少しずつ変えてもらいます。

到達目標         
本授業を受講する学生は、

1. 英語Iより複雑なアカデミックテクストを読んで理解するための能力を上げるための素養を身につける。
2. 音声と文字で理解した内容を端的に伝える、情報を共有する能力を向上させる。
3. 日本語の知識を活かして、より効果的に英語を学習できるようになる。
4. デジタル技術とAIツールを使用して、個別最適化した学習環境を構築するための知識を得る
5. 授業内で担当教員のアドバイス、コーチング、フィードバックを得て、自身の英語能力を向上させるための自己評価、改善させるための能力を向上させる。
6. 様々なツールを使い、自律的な学習ができるようになる。
7. 科学にも基づいた効果的な語学学習方法に関する知識を身に着け、今後の学習に活かせることができるようになる。
8. 実際にアカデミックな場で英語を使えると実感できる自信を身につける。

授業計画         
受講者数、進行具合など、状況に合わせて、若干の変更、課題の量などを変更する場合があります。また、本科目では最新のデジタル技術やAIアプリを使用しますが、機能の変化が早いことから、状況にあわせて受講者の意見も取り入れながら授業内課題を変更する可能性があります。

第1回 授業オリエンテーション(授業概要、評価方法、本授業でやらなければいけない訓練の詳細など)、語学学習の心構え、英語はなぜ世界言語の一つになったか、そのメリット・デメリットはなにか、これからどのような学習スキルが必要かの説明、語学学習のためのデジタルツールの使用方法の学習とリーディングの訓練のための準備

第2回〜第3回: 語学学習のためのデジタルツールの使用方法の学習とリーディングの訓練のための準備、リーディングのテーマ(アカデミックなものに限る)の選択、グループでのリーディングテーマの選択、生成系AIを使用しリーディング練習用のテクストを作成

第4回〜第6回: テクスト1: 自分たちが選択したテーマで、デジタルアプリで生成したリーディングの文章を準備・使用し、グループ活動、個人活動の双方を通して、500語から700語程度のリーディングを、決められた時間内に読み理解する訓練をする。同じテクスト使用し、速読、精読、音読、黙読、パソコンの音声読み上げ機能を利用してシャドーイング、文字と音声を一致させる訓練など、様々な授業内活動をして読む能力を上げる。また、同時に読んだ内容の趣旨を、日英双方の言語で音声と文字で即座に伝えるための訓練を実施する。

第7回〜第9回: テクスト2: 上記と同様の授業内活動を実施するが、7回目からは、読むワード数を、600語〜800語の長さの文章を読む訓練を実施する、あるいは生成系AIを使用して語彙レベルを設定し書き直してもらったテクストを読む訓練を実施する。同時に、読んだ内容を、日英双方の言語で音声と文字を使用して要約するための訓練を実施する。

第10回〜第12回: テクスト3: 上記と同様の授業内活動を実施。10回目からは、読むワード数を700語〜900語に変える、あるいは語彙レベルを更に上げて読む訓練を実施する。同時に読んだ内容を、日英双方の言語で音声と文字を使用して説明するための訓練を実施する。

第13回〜第15回: テクスト4: 上記と同様の授業内活動を実施するが、13回〜15回は、第4回〜第12回までに訓練してきたスキルの向上度を測る。読むスピード、音読がスムーズにできるかどうかなどをチェックする。また、900語以上の英文を時間内に正確且つ素早く読む訓練を実施する。それに加えて、呼んだ内容の趣旨、要約、説明を、日英双方の言語で音声と文字で伝えられるようにする。


準備学習(予習・復習)等の内容と分量         
「積極的かつ主体的な準備学習(予習・復習)が求められる。準備学習への取り組み方全般については、学期はじめに担当教員から説明があるほか、各回の授業で求められる準備学習の具体的内容については、学期中随時教員から指示がある。また履修者が自ら主体的に計画と目標を立て、自律的に準備学習に取り組むことも強く期待される。準備学習を十分に行わなければ、身につけるべき内容を消化できず、単位も取得できなくなる可能性があるので、真剣かつ計画的に取り組んでほしい。」

• 初回授業後、この科目用に準備したウェブサイト/ポートフォリオサイトに、授業外課題の詳細、授業で実施することの説明を掲載するので、事前にアクセスし、何をしなければならないのか理解しておく。
• 授業外課題について、担当教員に成果物を提出する場合は締切日までに準備すること。
• 上記以外の授業外課題は、各回ごとにポートフォリオサイトに実施したことを記録し、担当教員と共有する。
• 毎授業のはじめ、志柿流ボキャブラリークイズ(5分から10分)があるため、その準備をする。
• 授業内で実施している訓練は、グループで実施するものと個別で実施するものがあり、その練習、復習を実施すること。
• 一般に高等教育で認定される1単位は45時間の学習を前提としている。この科目は15回の授業で2単位が認定されるので、45x2/15=6で、各回平均6時間の学習を前提とする。授業時間が1回1.5時間であるので、各回4.5時間の予習・復習が想定される。

成績評価の基準と方法         
授業内活動への参加、貢献度: 20%、貢献度と積極度の2つで評価する。授業内の指示の理解度と、課題への取り組み、授業内での発言や提案数、担当教員や他学生との積極的なやりとりなどを、数値化し測る。

リーディング課題 25 %: テクスト1〜テクスト4までの間に、グループ課題、個人課題双方において、どのぐらいレベルの向上・改善が見られたか数値化し、評価する。

ポートフォリオサイトの記録の内容および授業外課題: 40%、記録要領に準じているか、課題の内容を理解し課題が完了しているかの2点で評価する。

ボキャブラリークイズ、その他: 15 %

有する実務経験と授業への活用         

他学部履修の条件         

テキスト・教科書         

教科書はない。デジタル技術や生成系AIを活用した無料教材、担当教員が構築した授業専用簡易ウェブサイトを活用する。当該サイトや教材の内容は授業の進行と並行して、受講者の提案を取り入れながら随時更新していく。 There are no designated textbooks. Free teaching materials using digital technology and generative AI, as well as a simple website specifically built for the course, will be available after the first class. The content on these sites and materials will be updated as the course progresses, incorporating students' suggestions.

講義指定図書         


参照ホームページ         




研究室のホームページ         
本科目用のウェブサイトを準備する。またポートフォリオサイトに関しては、北大のLMSなどの活用も検討しているが、詳細は授業初回にて説明する。リンクに関してはシラバス掲載ではなく、本年度のみ初回授業までに準備する(初年度で準備中のため)

備考         
• この授業は英語中級者(目安としてTOEFL-ITP試験の成績が500点未満)を主な対象者とする。
• 毎回の授業は、対話を多く取り入れる形式で進めていく(少なくとも話しやすい環境は構築する)。主体的に授業に参加することを期待する。
• 身体的条件などにより受講上の困難がある場合は、大学の規定を参照しながら必ず事前に連絡すること。学習支援技術などを利用しながら解決策を見つけていく。
• 本シラバスは暫定的なもので、受講者の能力や条件を勘案し、受講者と交渉しながら最適の学習環境を構築していく授業になる。
• 本科目では、デジタル化された教材や生成系AIを積極的に活用するため、パソコンまたはタブレットを授業に必ず持参すること(CPU処理能力の関係からスマホではなく、パソコンまたはタブレットを推奨する)
• 本授業で使用するデジタル資料やアプリについては初回の授業で使用リストと詳細を説明するほか、第3回目までの授業で使い方になれていく。
• リーディング科目だが、ひたすら和訳や先生の説明を聞く授業ではない。日英双方の言語を授業内では使用し、アカデミックな英語の能力を向上させることを目指す授業である。
• スポーツ練習や、部活練習にくる感覚で授業には参加してもらいたい。各授業で練習メニューがある。担当教員は、あなたの学習コーチまたは監督と認識すること。

更新日時         
2024/02/16 13:22:34

授業実施方式         
対面授業科目《対面のみ》

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