タイトルタイトル
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科目名
フランス語演習  
講義題目
S4:フランス語の歴史書を読む  
責任教員(所属)
松嶌 明男 ( 大学院文学研究院 )  
担当教員(所属)
松嶌 明男 ( 大学院文学研究院 )  
科目種別 全学教育科目(外国語演習) 他学部履修等の可否
開講年度 2024  期間 1学期 時間割番号  
授業形態 演習 単位数 2  対象年次 1  
対象学科・クラス 基礎1-52組 補足事項   
ナンバリングコード GEN_LIB 1624 
大分類コード 大分類名称
GEN_LIB  全学教育(教養科目)
レベルコード レベル
1  全学教育科目(語学上級科目、高年次対象科目を除く)
中分類コード 中分類名称
6  外国語演習
小分類コード 小分類名称
2  フランス語演習
言語
その他(例えば日本語とドイツ語のバイリンガル授業など)
実務経験のある教員等による授業科目
該当しない

キーワード         
文献講読 フランス語 フランス史 外国語演習 S4

授業の目標         
このセミナーはフランス語の外国語演習として開講される。フランス語で書かれたフランスの歴史に関する書物を読むことによって、履修者は、フランス語を母語とする、高等教育を受けた人々に向けて書かれたフランス語の文章を読み、理解し、それによって豊かな「フランス語の表現の世界」へ足を踏み入れる。授業全体の目標として、フランス語読解能力の向上を目指し、同時にフランスの歴史に関する知識と理解を深める。

到達目標         
各学生が、フランス語で書かれた歴史書を独力で理解するために必要となる、発展レベルのフランス語運用能力を身につけることを、この科目の到達目標とする。併せて、日本人学生向けの初級フランス語教科書で設定されている、フランス語の初歩的な運用能力からのステップアップを目指す。具体的には、高等教育を受けたフランス人を読者に想定してフランス語で書かれた文章を、仏和辞典を引くことで読み解く能力を身に着ける。さらにフランス語で書かれた歴史書に特有の叙述や表現にも慣れ、それが意味することを把握できるようになる。
この科目を履修するためには、大学水準の仏文和訳ゼミで必要となる日本語運用能力とフランス語の文章読解能力が、各学生に求められる。

授業計画         
初回のガイダンスで、各履修者から講読を希望するテキストを挙げてもらう。その中から、履修する人数に応じて使用するテキストを選定する。履修者が4名以下の場合、各履修者が希望するテキストを順々に読むスタイルを採用する。履修者が5名以上の場合は、調整を行う。以上の理由から、履修を希望する者は、必ず初回のガイダンスに出席すること。
この授業は、レベル設定がフランス語のS4であるため、人気のある科目である「外国語演習」にも関わらず履修希望者が少なく、履修の抽選は実施されないのが通例である。しかし、外国語演習の履修希望者に義務として課される抽選申し込みを行っておかないと、履修が認められず、それを怠った場合の救済措置もないので、学生便覧をよく読んで、申込期日に注意して応募すること。
各自が用意するテキストは、平易な表現のフランスの歴史書とすること。本年度使用した教材については、参考のためにシラバスの教科書欄に記載しておく。
各受講者は予習で仏文和訳を行い、演習当日に訳を担当するよう指名された部分のフランス語を読み上げて和訳を発表する。教員が学生の訳文について評価と内容の解説を行う。
毎回、各学生が必ず一回、できれば複数回、訳を担当するように授業を進める。
学生が訳を行った部分に関連する歴史的・社会的背景については、適宜教員が補い、解説するので、書かれていることを全て説明できるところまで事前に探究を済ませる必要はない。
フランス語読解のスタイルとしては精読であり、多くの分量をこなすことよりも、書かれていることを吟味しながら、時間をかけて正しく文意を理解をすることを優先する。
フランス語の文法、特に動詞の活用は一通り終えていることを登録の前提とする。そのため、授業中に必要に応じて理解の鍵となる文法や難解な表現について解説を行うが、文法の系統的な解説などのサポートはしない。そのため、フランス語文法の基礎的な学習を終えていない学生には、履修がとても困難だと思われる。もちろんフランス語運用能力の高い者であれば1年次生の履修も拒むものではなく、高校時代からフランス語を学んでいた1年次生が、履修して優れた成果を挙げ、高い評価を得た先例がある。大学に入ってからフランス語を学び始めた学生の場合、2年次以降の履修を推奨する。
(全15回)

準備学習(予習・復習)等の内容と分量         
この科目の単位取得に必要な学修量は、予習・ゼミ・復習を合わせて90時間となるよう構成されている。
外国語演習としてのフランス語の文献講読であるため、予習として指定された教材の仏文和訳を作成をしない者には参加が認められない。
毎回、演習の終わりに次回までの予習範囲を発表するので、その部分を辞書を引いて正しく理解可能な和訳を作成してくることが予習である。分からないことは無理な探究を試みる必要はないが、分からないこととしてリストアップして、授業中に教員に質問できるようにすること。演習の後は、訳文について指摘されたことや解説で興味を持ったことをノートにまとめたり、関連図書を読むなどして、知識として定着させることが復習である。
歴史書の講読では、単語の意味を辞書で調べたとき、そこに示された複数の意味の中から、歴史的に見て適切な訳語を選択する必要ある。時に、文法的には何ら間違いがないものの、単語における意味の選択が不適切なため、歴史的には全く意味をなさない訳文が作成される場合もある。そのため、辞書の各項目の冒頭に挙げられている意味を無批判に選ぶのは不適当である。項目の最初から最後まで目を通すこと。フランス語の場合は、日常的によく使われる単語を含む熟語に、使用されている単語と全く異なった意味内容になるものが少なくないので、特に注意するように。文章の歴史的・社会的背景については教員が補うが、履修者も積極的に関連図書を読むなどして予習・復習を行い、適切な訳語が選べるような力量の涵養に努めること。

成績評価の基準と方法         
毎回の演習において発表した訳文の水準から判定される予習・復習の質と量、演習全体での発言に認められる参加度と貢献度、熱意によって、平常点評価を行う。

有する実務経験と授業への活用         

他学部履修の条件         

テキスト・教科書         


講義指定図書         


参照ホームページ         




研究室のホームページ         

備考         
この科目は必要に応じて教室が変更されたり一部遠隔授業となる場合がある。
この科目は教育上の必要に応じて、シラバスに記載した内容から修正を行う場合がある。

更新日時         
2024/02/07 17:03:34

授業実施方式         
対面授業科目《一部遠隔》

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