キーワード
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野生動物、動物と人の関わり、歴史鳥類学、歴史資料、博物誌、江戸時代、アイヌ民族、狩猟、鷹狩、食文化、動物園・水族館、フィールドワーク、学際研究
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授業の目標
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野生動物を対象とする学問分野としては生態学や進化学などの自然科学が想像できますが、野生動物の研究は人文科学的な分野からもアプローチすることができます。本講義では、おもに江戸時代の歴史資料を使って、歴史的な視点から野生動物を研究する方法を紹介します。江戸時代の野生動物と人との多様な関わりを理解し、過去を踏まえながら現代の野生動物問題について考える力を養います。 野生動物を研究するためには、対象となる野生動物の生態や行動などを正しく理解する自然科学的な知識が欠かせません。野生動物を対象とするうえでは自然科学と人文科学の知識の融合が必要であることを理解し、学問分野にとらわれない柔軟な視野を養うことを目指します。
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到達目標
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1. 野生動物を研究するために多様な方法があることを学び、学問分野にとらわれない柔軟な視野を自身の興味に生かすことができる。 2. 野生動物と人の多様な関わりを理解し、現代の野生動物問題を、過去の野生動物と人との関わりと関連付けて考えることができる。
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授業計画
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以下の各項目について15回の講義を行います。
第1回 ガイダンス:歴史資料から野生動物と人の関係史を研究する方法 第2回 歴史資料と野生動物 第3回 江戸時代の博物誌(1):自然を写しとる技術 第4回 江戸時代の博物誌(2):自然を写しとる技術 第5回 野生動物の過去の分布と生態:江戸時代の野生動物はどこで、どのように生息していたか 第6回 江戸時代の狩猟(1):鷹狩 第7回 江戸時代の狩猟(2):鉄砲、罠 第8回 野生動物と人間活動の正と負の関係:自然改変と鳥獣害 第9回 野生動物を利用する:食べる、贈る、飼う 第10回 野生動物とアイヌ民族の関わり(1) 第11回 野生動物とアイヌ民族の関わり(2) 第12回 社会体制の変化と野生動物:近代日本における野生動物と人との関わり 第13回 動物園・水族館の歴史と野生動物(1) 第14回 動物園・水族館の歴史と野生動物(2) 第15回 まとめ:過去の野生動物と人の関わりから得た知見を、現代社会に還元する
*内容や順番は変更になる可能性があります。
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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野生動物に関する話題(書籍・雑誌・新聞記事、ニュース、TV番組など)に日常的に関心をもち、積極的に情報を収集することが望まれます。 毎回4時間程度の準備学習が必要になります。
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成績評価の基準と方法
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授業への参加姿勢(20%)とレポート(80%)によって総合的に評価します。
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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授業のなかで適宜指示します。
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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http://museology.starfree.jp/professor/hisai.html https://www.let.hokudai.ac.jp/staff/hisai-atsuyo
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備考
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更新日時
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授業実施方式
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