キーワード
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授業の目標
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法/法学の役割や意義、そして現代社会と法の関係を学ぶ。法学は、人文・社会科学の共通するテーマである「ルールのあり方」を専門に扱う学問である。法学を理解することを通じて、社会において必要とされる論理的思考や議論する力を養う。法学部進学を予定しない文系学生を受講者として想定するが、法と社会の関係に興味ある法学部生も履修可能。
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到達目標
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1. 法の特徴やほかの社会規範との区別を説明できる。 2. 現代社会における法の役割と意義、現実の事例とともに説明できる。
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授業計画
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本授業は、「法とは何か」と「法はなぜ必要なのか」二つの問いを中心に、法の歴史、機能、運用そしてルール作りといったテーマに沿って実例と共に検討する。
Part 1 法学の基礎 第1週 イントロダクション 法を学ぶ意義 第2週 法の歴史 ギリシアからアジアまで 第3週 法の分類 「六法」とは 第4週 法と他の社会規範 法は道徳なのか 第5週 法の適用(1) 裁判とは 第6週 法の適用(2) 法を解釈すること 第7週 法専門職 制度と実態
Part 2 法と社会 第9〜15週は、最新の法社会学教材、『ディスカッション法と社会』(八千代出版、2024年4月)から受講者の希望するトピックを取り上げ、反転講義を実施する。同書の目次は下記の通りである。
1章 子どもと法–法と社会の視点から見る児童虐待 2章 教育–いじめ対応の「法化」について考える 3章 家族とジェンダー−「私」が「私」であること 4章 所有権−持続可能な土地資源の利用と管理 5章 労働と社会保障−働き方ビジョンの構築と労働の法社会学 6章 地域社会−地域の「共」的課題解決を目指して 7章 事故と災害−津波被災訴訟事件が問いかけるもの 8章 高齢者−認知症高齢者をどのように支えていくか 9章 まちづくりと法−都市計画提案制度を題材にして考える 10章 住宅と景観−制度的法現象としての建築協定 11章 農業・漁業−生産要素に対する財産権はいかにして経済的に実現されるか 12章 環境−野生動物問題を題材に 13章 動物−「物」と「人」の間で 14章 沖縄における慣習的制度の生成−歴史法社会学から考える 15章 医療と法、生命倫理−安楽死・尊厳死を題材に考える 16章 技術革新と著作権−AIと創作活動をめぐって 17章 議会の法制定−厳罰化傾向とその背景 18章 地方自治体と住民−議会・地域自治組織・地域協会議会から考える 19章 裁判を通じた法の形成−裁判官が「法」や「政策」を創る 20章 実務法律家と隣接法律専門職−望ましい裁判官のあり方とは 21章 法専門家と情報発信−弁護士は自由に情報発信できるのか 22章 司法アクセス−トラブルに直面した際の人々の行動規定要因とは 23章 ADR(裁判外紛争解決)−原発ADRは紛争にどう向き合うか 24章 市民の司法参加−裁判員裁判にはどのような意味があるか
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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1.配布資料や教材を予習・復習すること。 2.反転授業の回では、関連トピックの内容を事前に整理し、質問を用意すること。
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成績評価の基準と方法
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上記到達目標の達成度を、レポートと授業での報告や発言で評価する。割合は前者が40%、後者が60%とする。ただし、単位取得のためには、授業全回数(初回を除くので14回)の4分の3以上出席することが原則として必要となる。
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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『ディスカッション法と社会』 / 飯 孝行(編) : 八千代出版, 2024
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講義指定図書
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法学入門(第3版) / 五十嵐清 : 悠々社, 2010 法学入門 / 早川吉尚 : 有斐閣, 2016
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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更新日時
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授業実施方式
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