キーワード
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授業の目標
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自然科学実験では、自然科学の発展の礎である「実験を行い、結果を得る」および「自然を観測(観察)する」過程を学ぶ。物理学・化学・生物学・地球惑星科学の内容に便宜的に分けられるが、そこに共通する科学的な考え方や自然に対する知見を養う。これにより、現代の科学技術に生かされている自然科学的思考法をより広い視点から習得する。
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到達目標
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教科書を使った予習や実験前の説明から、各課題の科学的な意義、原理やそれぞれの実験内容の意味するところを学習する。実際に実験を行うことを通じて実験器具や装置の使い方を学び、また実際に自然を観察し、得られたデータの処理と解析を通して自然現象の系統的な仕組みや法則性を考える。また、実験結果の信頼性に対する考え方を学ぶ。実際に実験を行うことを通して教科書のみの学習では得られない自然科学のすばらしい世界を体験し、科学的論理性に基づく創造性に富んだ科学的センスを涵養する。
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授業計画
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自然科学実験では4つのカテゴリーから2つを選択し履修する。 各カテゴリーの内容は下記のそれぞれの1-7となっている。 2つのカテゴリーに属す12種類の実験を行う。
物理学カテゴリー 1.目で見る電気信号 2.マイナス200 度の世界と超伝導 3.レーザー光で学ぶ光の世界 4.弦の振動 5.重力加速度と地球 6.放射線と統計 7.燃料電池と地球にやさしいクリーンエネルギー 化学カテゴリー 1.酸化還元滴定による化学的酸素要求量(COD)の測定 2.吸収スペクトルと酸塩基平衡 3.タンパク質分解酵素の反応速度解析 4.ものさしで測る分子の大きさと表面圧 5.鈴木-宮浦カップリング反応 6.天然のかおり物質の合成 生物学カテゴリー 1.顕微鏡の使い方(細胞分裂の観察) 2.薄層クロマトグラフィーによる植物色素の分離 3.ゾウリムシの行動観察 4.DNA 実験 ‐ PCR による遺伝子の増幅 5.生活の中の科学 - イカの解剖 6.水の中の小さな生物 - 珪藻の多様性と環境 地球惑星科学カテゴリー 1.地形の実体視と地質プロセス 2.堆積物からさぐる地球の環境 3.地球リソスフェアの岩石・鉱物しらべ 4.偏光顕微鏡で覗く岩石・鉱物の世界 5.地震計で測る大地の震動 6.VLF帯電磁波動で探る雷活動 7.環境水の水質分析
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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実験前の説明を受けるまでに、教科書の該当箇所をよく読み、あらかじめ内容を把握しておくこと。
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成績評価の基準と方法
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原則として、すべての授業を受講し、レポートを提出すること。評価は、授業の受講とレポートにより総合的に11段階で行う。基準に満たない者は不合格(不可)とする。
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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自然科学実験 2024 / 北海道大学自然科学実験編集委員会編 : 学術図書出版
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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初回講義および安全教育では、受講希望調査を行うので、必ず出席すること。出席しない場合は履修を許可しない。受講カテゴリー希望は可能な限り配慮するが、各カテゴリーの収容定員の都合上、希望通りとはならないこともある。 受講に際し、教科書(自然科学実験2024(学術図書出版))、実験ノート(型番:JN-30S)、1mm方眼用紙、色鉛筆(12色)(地惑)、白衣(化学・生物)を購入しておくこと。 必要な情報は自然科学実験ポータルサイト(https://sites.google.com/eis.hokudai.ac.jp/shizenkagakujikken2024-1)に随時掲載されるので、確認すること。なお、このサイトにはELMSで発行されたGoogleアカウント( ..@elms.hokudai.ac.jp)または(..@eis.hokudai.ac.jp)を使わないと入れないので、注意すること。
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更新日時
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授業実施方式
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