キーワード
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ディスカッション・スキル、アカデミック・ライティング、プレゼンテーション・スキル
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授業の目標
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英語によるコミュニケーション能力(相互理解力と発信力)の向上と留学時に必要なアカデミック・スキルを身に付けることを目的としています。これを踏まえて、各レッスンでは英語でより効果的にコミュニケーションを取れるようにすることに重点を置いています。少人数クラス(定員20名)で「実際にやってみることを通じて学ぶ」ということに主眼がありますので、履修生が励めばそれだけたくさん練習の機会があり、教員からフィードバックを受けることができます。
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到達目標
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1. コミュニケーション英語とディスカッション・スキル(5レッスン):履修生は、文化や日常生活に関連する興味深いトピックの文脈の中で、語彙、文法、表現を学んでいくので、学習した新しい表現を使う動機を得ることができます。レベルに即してスピーキング、リスニング、リーディング、ライティングの4つのスキルをカバーしますが、レッスンにおいては常に英語で話すことを求められ、オーラルコミュニケーションが効果的に、かつ自信を持って行えるようになります。ディスカッション・スキルでは、「意見を述べる」、「賛成・反対する」、「議論を取りまとめ、要約する」などを学習します。コミュニケーション英語で使われるトピックにスキルの習得が組み込まれています。
2. アカデミックライティング(5レッスン):アカデミックライティングの最も基本的なルールを踏まえて実際に書けるようになります。授業ではレベルに即した教材を使用し、履修生は随時教員から助言、評価を受けます。最終の提出課題は300語ですが、質的目標として、アイデアを整理して構成できること、使用語彙と文法の範囲は限定されるけれども最低限自分が伝えたいことを文章化すること、を達成できます。
3. プレゼンテーション(5レッスン):英語で効果的なプレゼンテーションを行うために最も重要な基本スキルが習得できます。評価対象の最終レッスンでは、クラス全体もしくは小グループの前でプレゼンテーションを実際に行います。5-10分のプレゼンテーションですが、質的目標として、基本の構成を踏まえて始め方と終わり方が明確であること、使用する語彙や表現、文法に制限はあるけれども主張の趣旨が明快であること、が達成できます。
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授業計画
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1. コース概要とコミュニケーション英語 ・自己紹介 (お互いを知る) ・コースのオリエンテーション ・履修生のニーズ分析 ・トピックベースのレッスン:トピックは履修生のニーズを考慮し下記の例の中から選択
2. コミュニケーション英語とディスカッションスキル ・トピックベースのレッスン:トピックは履修生のニーズを考慮し下記の例の中から選択 ・ディスカッションスキル:意見を述べる
3. コミュニケーション英語とディスカッションスキル ・トピックベースのレッスン:トピックは履修生のニーズを考慮し下記の例の中から選択 ・ディスカッションスキル:推測する
4. コミュニケーション英語とディスカッションスキル ・トピックベースのレッスン:トピックは履修生のニーズを考慮し下記の例の中から選択 ・ディスカッションスキル:意見を比較し、バランスを取る
5. コミュニケーション英語とディスカッションスキル ・グループまたはクラス全体での最終ディスカッション(評価対象) ・教員からのフィードバック トピックの例:札幌のクマ、ナスカの地上絵、日本の貧困、知床、ファーストフードの原材料、異常気象、高等教育とコスト、滝川オオカミ、福島の放水、イルカ、二酸化炭素排出量の削減、食品ロスと食品廃棄物 6. アカデミックライティング:プレライティング1、導入部と概要 ・アカデミックエッセイの構成 ・導入部の計画:5ポイントピラミッド ・一般的なステートメントと論文ステートメントの内容 ・モデル、実践、フィードバック 7. アカデミックライティング:プレライティング2、パラグラフの構成 ・トピックセンテンスの内容 ・信頼できる情報源からのサポートと例 ・信頼できる情報源からのブレインストーミングのサポートと例 ・モデル、実践、フィードバック 8. アカデミックライティング:プレライティング3、パラグラフの構成 ・プリント(印刷物)とオンラインソースの選択 ・外部ソースを紹介するための言語と表現 ・和らげるため(ヘッジ)、事実のための言語と表現 ・モデル、実践、フィードバック 9. アカデミックライティング:プレライティング4、結論および参考文献 ・結論の構造と特徴 ・モデル、実践、フィードバック ・参考文献の特徴:関連性と重要性 ・モデル、実践、フィードバック 10. アカデミックライティング:ライティング課題 ・ライティング課題のトピックを選択
11. プレゼンテーション:組立てと構造 ・アイデアをまとめる ・論理的な構造 - 導入部、本体、結論
12. プレゼンテーション:一貫性 ・効果的な始め方 ・リスナーを導く表現
13. プレゼンテーション:終わり方 ・プレゼンテーションをまとめる、終わる ・質問に対応する ・練習
14. プレゼンテーション:練習 ・プレゼンテーションの全体的な練習 ・教員によるフィードバック
15. プレゼンテーション:最終プレゼンテーション ・履修生の前で最終プレゼンテーションを行う(評価対象) ・教員によるフィードバック
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準備学習(予習・復習)等の内容と分量
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毎週自習を要する宿題が出ます。積極的かつ主体的な準備学習(予習・復習)が求められます。真剣かつ計画的に取り組んでください。
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成績評価の基準と方法
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下記の項目で評価を行い、それをもとに総合的に判断して最終的に成績を評価します。 評価項目(配分) ・授業への参加度合い、学習した言語とスキルの習得度、口頭発表などを含む平常点(50%) ・評価対象課題:ディスカッション、アカデミック・ライティング、プレゼンテーション(50%)
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有する実務経験と授業への活用
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他学部履修の条件
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テキスト・教科書
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講義指定図書
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参照ホームページ
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研究室のホームページ
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備考
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同じ講義(「英語演習 上級:留学支援英語Ⅰ2024」)が1、2学期にそれぞれ複数開講されます。(1)と(2)で区別しています。1、2学期ともそのうちの1つが履修可能です。どちらもレベルは同じですが、取り上げられるトピックやスキルが違うので、継続して履修が可能です。「英語演習 上級:留学支援英語Ⅰ〜III」は、集中講義も含め、新渡戸カレッジに入校した学部学生(仮入校も含む)が主たる対象ですが、英語演習ですので、英語によるコミュニケーションに自信をつけ、海外留学を視野に入れたアカデミック・スキルの準備をしたいという一般の学部学生や大学院生の履修も可能です。「英語演習 上級:留学支援英語Ⅰ2024(1)」、「同(2)」のレベルは目安としてTOEFL-iBTの61〜70点(TOEFL-ITPの500〜526点)に当たります。詳細は新渡戸カレッジ掲示板を確認すること。
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更新日時
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授業実施方式
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